海と烏を目前にコンポタで決める朝
朝、3時に家を出た
朝の4時に、海と烏を目の前に、コンポタを口に注ぐ。
まだ、体は冷えている。
ナスとそうめんが美味しい季節に入った。
私は例年それを「夏」と呼ぶ。
夏の朝は涼しい。
厚着をするほどの寒さではなく、涼しい筈だと、思い込んでいた。
思い違いだっただけの話だ。
今朝はとても寒かった。
外気温8度らしいが、舐めすぎていた。
海に近いと風も吹く。
風はより体の熱を奪う。
温かいものを口にしなくては。
コーンポタージュを買うために自販機の前に立つ。
より一層、海に近くなる。
海側にオブジェがあった。
私の心はオブジェでは動かされない。
しかし、オブジェの上で体を休めている者がいた。
黒い衣服を纏った奴は、寒い風に当たりながらも、平然としていた。
その生き物に、私は何かを見出したのかもしれない。
心が動かされた、と言おうか。
コーンポタージュはできあがっている。
自販機から紙カップを取り出した。
足は海側に歩いていた。
オブジェが見える位置に立って、コンポタを口に注ぐ。
一瞬、温かいと感じるも、
やっぱりな、まだ、体は冷えている。
たまにはこんな記事もいいでしょう系男子卍